赤崎町学校前「折れ桜」

　全国各地で桜の開花宣言が発表されてから久しいですが、我が大船渡市でも大津波の甚大な被害にも負けずに花を咲かせている桜が各地で報告されているようです。

　本日は、その中でも枝が折れているのにもかかわらず、力強く花を咲かせている「折れ桜」を紹介いたします。

　岩手県大船渡市赤崎町生形にある市立赤崎小学校前の桜がその「折れ桜」で、瓦礫まみれになっている校庭のなかでも一際目を引く桜となっています。

　

無残にも枝は折れ、幹は傾き、漂流物がこびりついている桜ですが、さいた花は被災以前と変わることなく可憐なうす桃色の花弁をつけています。

　たとえ枝が折れたとしても以前と変わりなく力強く花を咲かせる、この「折れ桜」。
大船渡市もこの「折れ桜」のように震災に負けず、いつか必ず「復興」という名の花を咲かすことができると信じています。


撮影：４月２１日（木）