2015年10月23日金曜日

碁石図鑑(キッコウハグマ)

遊歩道を歩いていると、
木陰に咲く小さな小さなかわいい花に出会えましたω
キッコウハグマ(亀甲白熊)
9月~10月に咲く、キク科モミジハグマ属の多年草です。
日本では、北海道南部・本州・四国・九州に分布し、
丘陵から山地の森林内に生育します。
日本以外では朝鮮半島南部に分布します。
草丈は10~30センチで花茎は直立し、
長い柄のある葉が茎の下部にロゼット状につきます。
この葉の形が5角形で亀の甲羅に似ているのが
和名にあるキッコウ(亀甲)の由来です。
茎先につく白い頭花は3個の小花からなり、
それぞれ花冠は深く5つに裂けています。
花の長さは1㎝ほどしかなく、
よく観察しないと見落としてしまいそうです。
和名にあるハグマ(白熊)とはヤクの尾の毛で作った飾りをいい、
兜や槍の白い飾りや、僧が使う払子に用いられます。
細長くて風車のように見える白い裂片を
この白熊の飾りに見立てて名前がつけられました。
しかし、開花しない閉鎖花が多く、
開放花を見る機会はとても少ないです。
花言葉は執着
 
碁石海岸のキッコウハグマは今が見ごろですので、
この週末にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
小さくて可憐な花に癒されますよ(´。✪ω✪。`)

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