犬のような仮面をかぶり、
アワビの貝殻をガラガラ鳴らし、
藁の装飾で着飾った異形の神々が家々を練り歩き、
子供たちを恐怖のどん底へ陥れる・・・。
どうもむっちーです。
郷土芸能の火を絶やしたくない!!その思いでおります。
大船渡市は三陸町、吉浜地区で行われている冬の恒例行事が・・・
「吉浜のスネカ」
お、おっがねぇ・・・・(ガチ)
「スネカ」の由来は、囲炉裏やこたつにばかりあたっていて怠けているものの脛についた火の斑を包丁でこそぎ取ってしまうという「脛皮たくり」がなまったという説が有力であります。
生きた人間の脛の肉包丁で剥ぐって・・・ガタガタ((((;;OдO;lll))))ガタガタ
もう聞くだに恐ろしいですね・・・
一昨年は職員のお宅にお邪魔してスネカを体験させていただきました。
今年は出陣式をぜひ取材したいと意気込んでいたのですが、人間ってやつは忘れやすい生き物でしてね・・・。
1月15日午後4時30分ーーー。
プルルルル・・・・(呼び出し音)
吉浜出張所(以下、よ)「はいもしもし、吉浜出張所ですー」
むっちー(以下、む)「もしもし、あ、いつもお世話になっております、むっちーです。あの、本日××さんいらっしゃいますでしょうか?」
よ「申しわけないです~、××は今スネカの準備に当たっておりまして、、、」
む「ふぁっ!?!?!?!?!?!?」
とまぁすっかり忘れておりまして、急いで車を飛ばし吉浜駅まで向かったわけですよ。
30分かけてギリギリ5時に到着すると、すでにスタンバイは始まっておりました。
付添いの女性チームと準備に励む地元の方々↑
↑打ち合わせをするスネカ。さすがです。神様といえども打ち合わせにも余念がありません。
↑俵からはみ出るこども用のズック・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
定刻となり、きちんと整列し・・・
準備おっけい!!
意向もさまざまなバラエティー豊かな仮面がそろう姿はなかなか壮観です。
よくよく明るい場所で見ると愛嬌があってなかなかユーモラスなのですが、、、
やっぱ怖いっす・・・。
夢に出てきたら間違いなくおねしょだな!!キリッ
ズラズラとよるの吉浜へと向かっていくスネカ達。
その夜、約300件の家々からは「いい子にします!!」と必死で誓う子供らの声が聞こえたとか・・・。
とまぁ子供にとってはおっかないスネカですが、かつて子供たちだった地元の大人に取っては地域を繋ぐ大切な冬の行事です。
「言うこと聞がねぇのはどごだ!」「良い子にするが!」という本気の凄みも子供たちに真っすぐな道を歩かせたいという優しさがあっての事。
その証拠にお年を召された方には「元気にしでだが!?」「飲みすぎんなよ!」という温かい言葉をかける一幕も。
子供たちにとって今はトラウマでも、いずれはその温かさや優しさに気づき、神々の心意気を受け継ぐ時がやってくるでしょう。
吉浜の、2018年が始まりました。
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